ボタンと日本の技術
昨日、某テレビ番組で貝ボタンの製造会社を紹介していました。ご覧になった方いらっしゃるかな。
なんでも数多くの一流服飾ブランドメーカーと取引があるとか。
貝ボタンの製造過程に、「へー、こうやって作っているんだぁ」と感心しきり。ボタンに彫られている字はレーザーで彫るんだそうです。
中でも、ボタンに柄を彫刻のように彫りこむ技術は職人さんの手作業でここにも日本の職人技がしっかり生きていました。
昔母がカメラのレンズホルダーに字を彫る内職をしておりました。黒いレンズホルダーに小さな白い字で何倍ズームとかぎっしり書いてありますよね、あれです。あれはどうやって書くかというと、大きな字の型を左手で丁寧にトレースしていき、そのトレースする部品に繋がっているカッターを右手で操り彫りこんでいくんです。(現在はきっと機械化されているんでしょうけど) それと同じやり方だったので、懐かしい気がしました。
ほんとに日本人の手先の器用さには、感心するとともに誇りを感じます。大量生産の時代、よく言われることですが日本が生き残っていくのはこの他にはできない技術なんだろうなと思います。1940-1960年代、コスチュームジュエリーに使われた日本製のビーズやパールが一流品だったけれど、ボタンもそうだったんですねぇ。
出来上がった貝ボタンは、孔雀色に上品に煌めきとても綺麗でした。ビーズ作品のクラスプ部分にこのボタンを使ってみたいものだと思いました。自分のロゴとネームが入ったオーダーものだったら最高なんですけど、オーダーは30万円だとか・・・。
こちらで製造過程の写真、ボタンがみられます。
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