ビーズの歴史
先日思い切ってvintage のネックレスとビーズ一束を購入しました。
といってもたいして高価なものではありません。
写真は、ネックレスのクラスプ部分です。W.Germanyの刻印があります。
実はこの部分を自分の作品に使いたくて分解して使うつもりで
購入したのです。デザインはただビーズを繋げただけのものでしたから。
ところが手元に届いてみると、あまりにビーズが綺麗でとても
分解する気にはなれませんでした。このネックレスをいったい誰が
着けていたんだろう? 旧西ドイツから渡ってきたんだと想像すると
不思議な気がしました。
ビーズのほうはJapan vintage といわれる戦後占領下のころアメリカに
輸出されたものだそうです。絹の糸に通してありとても丁寧に結んで
ありました。ビーズも粒が揃っており非常に綺麗です。
これも、この結び目は誰がしたのだろうとか、輸出されたものが
何十年の時を経て日本に帰ってきたのだと思うと糸を切ることが
できません。
そんなわけで、今回のネックレスとビーズはしばらくタンスの肥やしに
なりそうです。 なんの為に買ったのかわかりませんが・・・。
私はビーズに興味を持つまで、日本が昔からビーズを輸出
していてこんなに人気があるとは知りませんでした。
Japanビーズといえば一級品なんですね。そのころのビーズ産業が
どうだったのか知りたくなりました。もちろん戦後のことですから
きっと職人の方たちのただならぬ努力の結果なのでしょう。
ビーズ一粒にも歴史を感じてうっとりできてしまう。
こんなところにもビーズのとりこになってしまった理由があるのかも
しれません。
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