オフルーム
日本ではオフルームというと、針と糸を使って編むもので
テグスで編むものとはっきり区別している感じがします。
また、編み方もテグスでは二本使って編んでいく手法、
特に花編みといわれる手法の応用が多いと
思います。(花編みについては後日)
アメリカのビーダーさんは、皆さん針と糸で編むのかな?と思い
いろいろ聞いてみましたらテグスを使われるかたも
結構いらっしゃるようです。
「A Treasury of Beaded Jewelry by Mary Ellen Harte」
では、Linked Flower Chokerといういわゆる八の字編みを
一筆書きのようにあんだ作品にテグスを使われています。
(糸については後日)
アメリカのビーダーさんに、どうして二本で編まないの?
と聞いたら扱いにくいからとおっしゃっていました。
実は私はあまり「テグスを使う手法」と「糸と針を使う手法」を
区別するのが好きではありません。ですからどうもオフルーム
という言葉に違和感があるのです。
テグスは張りがあるので針を使わずに編めますが、
細かいところにテグスを通すのは骨がおれます。
なので最近は動物モチーフを作るときも二本のテグスを針に
通して編むこともあります。ビーズの穴に針さえ通ればそちらの
方が楽なことがあるんです。またpeyoteで編む作品でも
透明な糸が使いたいときや、張りが欲しい時はテグスを
使ったりします。両方に長所も短所もあるので、時にはテグスを使ったり
糸を使ってみたり、あるいは針を使ったり使わなかったりもっと
自由でいいかなと思っています。
最近RAWの本を出版されたChris Prussingさんの作品を
拝見すると(日本のビーズの影響も受けられたのかなと
感じますが)、時には一本針で編んだり二本針であんだり
長所、短所を上手に活かしてらっしゃると感じます。
なんだか、上手にまとめることができませんでしたが、
オフルームについて興味のある方はこちらのBOWさんの
オフルームという用語もご覧になってください。
いろいろルーツなんかを調べるてみるとおもしろいですね。
子供のころ、テグスでビーズの指輪をたくさん編んだ思い出
があります。今思えばあれは、デイジーチェーンの応用かな・・。
写真は、テグスを使用して「オフルーム」の手法で編んだ指輪です。
« オフルームで作る3D | トップページ | ビーズの歴史 »
「ビーズステッチ その他」カテゴリの記事
- アンコールワット行ってきました(2013.12.11)
- jamin puech バッグ 知ってはいけないものを知ってしまった(2013.07.12)
- Miriam Haskell 洋書?(2012.11.29)
- ビーズアートショー神戸(2012秋) ワークショップを終えて(2012.11.11)
- Bead Art Show 横浜・神戸(2012.10.22)